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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#4
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 9日(金)午前 5時(米国中部標準時間)
2001年 2月 9日(金)午後 8時(日本時間)

 

スペースシャトルアトランティス号の5人の宇宙飛行士たちは国際宇宙ステーション(ISS)への接近を続けています。ISSでは、アトランティス号がISSに取付ける新しい部品を運んで本日昼前に到着するのを、3人の宇宙飛行士たちが待ち受けています。

アトランティス号の宇宙飛行士たちは米国中部標準時間2月9日午前4時(日本時間2月9日午後7時)過ぎに、以前「ドッグクルー」と呼ばれた宇宙飛行士たちとシャトル飛行を経験したコマンダーのケン・コックレルに贈られた、「Who Let the Dogs Out」の曲で起床しました。そのころアトランティス号はペイロードベイに米国製の実験棟デスティニーを搭載して、ISSからわずか230マイル(約370km)のところを飛行していました。

今朝6時(同2月10日午後9時)を少し過ぎた頃に、コックレルとパイロットのマーク・ポランスキーは最後のランデブー作業に取りかかります。アトランティス号のエンジンの最後の噴射は午前8時24分(同2月9日午後11時24分)の予定で、そのときシャトルはISSのわずか9マイル(約14.5km)後方を飛行しているはずです。

シャトルがISSの真下約1000フィート(約300m)の地点に到達する午前9時45分(同2月10日午前0時45分)ころに、コックレルが手動操縦を開始します。ポランスキーやミッションスペシャリストのマーシャ・アイビンス、トム・ジョーンズ、そしてロバート・カービームに手伝ってもらいながら、コックレルはゆっくりとISSのユニティモジュールの地球側のドッキングポートに近づいて行きます。

アトランティス号は西部太平洋のニューギニアの北東部上空を飛行中の午前10時50分(同2月10日午前1時50分)にISSとドッキングする予定です。それから約90分後にアトランティス号とISSを隔てるハッチが開かれて、2組のクルーは挨拶を交わし、重要な物品をISSに搬入します。ハッチは本日遅くに閉じられ、予定されている3回の船外活動のうち、明日に予定されている第1回目の船外活動の準備に取りかかります。この船外活動では、デスティニーをISSに取り付ける作業をジョーンズとカービームが支援する予定です。

ISSの第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフはアトランティス号のクルーの少し後に起床し、アトランティス号が到着する前に片づけを済ませます。軌道上での101日目、ISSでの99日目を迎えた第1次長期滞在クルーは、アトランティス号が到着するシーンをビデオ撮影し、予定されている4ヶ月間の軌道上滞在の残りの日々に自分たちが使用する物品を、アトランティス号のクルーが搬入するのを手伝います。水や補給品、家族からの贈り物、それに週末の娯楽用に映画のDVDなどがシェパード、ギドゼンコ、そしてクリカレフに届けられます。

アトランティス号は現在高度238マイル(約383km)の地球軌道を90分で周回しており、すべてのシステムは正常に作動しています。 ドッキング後のミッション状況説明を午後3時(同2月10日午前6時)に予定しています。この次のステータスレポートは2月9日午後7時(同2月10日午前10時)又は必要に応じて発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-04.html

最終更新日:2001年 2月 11日

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