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ミッションの内容


1Rフライト時のISS

 米国東部夏時間7月12日午前0時56分(日本時間7月12日午後1時56分)に、ロシア・サービス棟「Zvezda」(ズヴェズダ、ロシア語で「星」を意味する)がカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、プロトンロケットにより打上げられました。
 これは国際宇宙ステーション(ISS)組立のための5回目の打上げで1Rフライトと呼ばれています。
 ズヴェズダは打上げ後、高度約185kmに投入され、ズヴェズダの推進システムを使用して、高度約400kmまで上昇し、地上からの遠隔操作により打上げ14日目にISSとドッキングします。


これまでの国際宇宙ステーション(ISS)組立
 1998年11月20日に基本機能モジュール(愛称ザーリャ)が1A/R(ロシアのプロトンロケット)フライトで打ち上げられ、ISSの宇宙での組立が開始されました。翌月12月4日にノード1(愛称ユニティ)が2A(STS-88)フライトで打ち上げられ、ザーリャとユニティを結合しました。そして1999年5月27日に2A.1(STS-96)フライトが実施され、機材や物資が運び込まれました。2000年5月19日の2A.2a(STS-101)フライトでは船外活動によりクレーンなどが外壁に取りつけられ、また不具合の発生していたザーリャ内のバッテリなどの機器交換作業や、将来のISS滞在クルーのための物資搬入などが実施されました。

 詳細についてはこちらをご覧下さい。


打上げ計画
打上げ計画
フライト番号1R
打上げ日時2000年 7月12日午前0時56分(米国東部夏時間)
2000年 7月12日午後1時56分(日本時間)
射 場カザフスタン共和国 バイコヌール宇宙基地
ミッション期間14日間
使用ロケットプロトンロケット
軌道高度投入時:185km ドッキング高度:約400km
軌道傾斜角51.6度
搭載ペイロードズヴェズダ
*:ミッション期間はプロトンロケット打上げからISSとのドッキング終了までの期間です。

ズヴェズダ/国際宇宙ステーション(ISS)の軌道上イベント概要
飛行日主要イベント
ズヴェズダISS
打上げ、軌道投入、
太陽電池パドルの展開、アンテナ展開、各システムの起動
-
2軌道制御に備えてのスラスタ噴射試験-
3軌道制御(高度の引き上げ) 2回(速度増分 約16m/secと26m/sec)-
4軌道制御(軌道調整) 1回(約 4m/sec)-
6姿勢および軌道制御システム、航法システム、バッテリ等の試験-
8自動ランデブ/ドッキングシステム、通信システム等の試験-
9太陽電池パドル、バッテリ等の試験-
11- ISSを初期ドッキング姿勢に変更
131ランデブ軌道制御 2回-
2-ISS(ザーリャ)のドッキング機構伸展、ISSの軌道修正噴射
141軌道修正噴射 1回、ドッキング姿勢へのズヴェズダの最終姿勢変更-
2-ISSの軌道修正噴射
3ズヴェズダの自動ドッキングシステム(Kurs)起動-
4太陽電池パドルの回転停止-
5-ISS(ザーリャ)の自動ドッキングシステム(Kurs)起動
6-ISS(ザーリャ)、ズヴェズダへのドッキング
7太陽電池パドルの太陽追尾再開-
8ザーリャの姿勢及び軌道制御システム停止-
9ザーリャとズヴェズダ間の最終結合-
10ISS全体の姿勢制御をズヴェズダによる制御に切り替え-


ミッション前後の国際宇宙ステーション(ISS)
ズヴェズダドッキング前のISS ズヴェズダドッキング後のISS


画像提供:NASA


最終更新日:2000年 7月12日

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