2010年4月8日 飛行4日目（Flight Day: FD4）
ハーモニーに取り付けられたレオナルド（提供：NASA）
米国中部夏時間4月7日午後11時24分（日本時間4月8日午後1時24分）、山崎宇宙飛行士とステファニー・ウィルソン宇宙飛行士が操作する国際宇宙ステーション（ISS）のロボットアーム（Space Station Remote Manipulator System: SSRMS）により、「レオナルド」（多目的補給モジュール1）が「ハーモニー」（第2結合部）に取り付けられました。
その後、入室に向けた準備が行われ、4月8日午前6時58分（同4月8日午後8時58分）にレオナルドのハッチが開放されました。
レオナルドから物資を移送するクルー（提供：NASA）
レオナルドのハッチ開放後、レオナルドに搭載した物資をISSへ移送する作業が開始されました。
その他、飛行5日目に予定されている第1回船外活動の準備が行われました。
飛行4日目の山崎宇宙飛行士
ペイロードベイ（貨物室）から取り出されるレオナルド（提供：NASA）
山崎宇宙飛行士は、ステファニー・ウィルソン宇宙飛行士と協力してSSRMSを操作し、ディスカバリー号のペイロードベイ（貨物室）に搭載したレオナルドを把持しました。その後、4月7日午後10時21分（同4月8日午後0時21分）にレオナルドをペイロードベイ（貨物室）から取り外して移動させ、ハーモニーの地球側の共通結合機構（Common Berthing Mechanism: CBM）にレオナルドを取り付けました。
その後、山崎宇宙飛行士は、野口宇宙飛行士とともに、レオナルドとハーモニーの連結部の加圧とリークチェック（気密点検）を行いました。
飛行4日目の山崎宇宙飛行士の食事
| 朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B：飲み物 FF：フレッシュフード（※1） R：（温）水を加えて調理する T：加熱処理 NF：自然状態でパック IM：半乾燥状態
※1：フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
ウェイクアップコール
STS-131クルーは、山崎宇宙飛行士のためにかけられた映画「天空の城ラピュタ」の曲「ハトと少年」で、日本時間4月7日午前9時21分に起床しました。
ウェイクアップコールを受けた山崎宇宙飛行士は、地上との交信の中で以下のコメントを述べました。
「おはようございます。メ―ガン、地上運用チームの皆さん、NASA,JAXA,国際パートナーの皆さんありがとうございます。そして、特に大地、優希、美しい音楽をありがとう。今日は、フライトデイ4日で、MPLMの設置を楽しみにしています。」
※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-131 Wakeup Calls （NASA:英語）飛行4日目の写真
飛行5日目の予定
- 第1回船外活動
- レオナルドからのラック類の移送と設置