スペースシャトル「ディスカバリー号」は、着陸地であるNASAケネディ宇宙センター(KSC)の天候が着陸に適さなかったため、1回目の着陸機会を見送り、2回目の機会に着陸することになりました。
ディスカバリー号は、米国東部夏時間3月28日午後2時08分(日本時間3月29日午前3時08分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後3時14分(同3月29日午前4時14分)に着陸する予定です。
- STS-119 NASAステータスレポート#26
- NASA発行のレポートの仮訳です。
このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
スペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国東部夏時間3月28日午後2時08分(日本時間3月29日午前3時08分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後3時13分(同3月29日午前4時13分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、12日と19時間30分にわたるミッションを終えました。
スペースシャトル「ディスカバリー号」は、着陸地であるNASAケネディ宇宙センター(KSC)の天候が着陸に適さなかったため、1回目の着陸機会を見送り、2回目の機会に着陸することになりました。
ディスカバリー号は、米国東部夏時間3月28日午後2時08分(日本時間3月29日午前3時08分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後3時14分(同3月29日午前4時14分)に着陸する予定です。
スペースシャトル「ディスカバリー号」では、飛行制御システム(Flight Control System: FCS)や姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)の点検、船内の片づけ、Kuバンドアンテナの収納などの帰還に向けた準備や、米国広報イベントが行われました。
また、飛行12日目に行われた機体の後期点検の結果、オービタの状態は良好で、帰還に問題ないことがクルーに伝えられました。
飛行14日目、ディスカバリー号は、米国東部夏時間3月28日午後0時33分(日本時間3月29日午前1時33分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後1時39分(同3月29日午前2時39分)にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。飛行14日目はKSCへの着陸機会がもう1回あり、2回目の着陸機会の場合は、3月28日午後2時08分(同3月29日午前3時08分)に軌道離脱噴射を行い、3月28日午後3時14分(同3月29日午前4時14分)に着陸することになります。
国際宇宙ステーション(ISS)から分離して1日が経ったスペースシャトル「ディスカバリー号」では、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用したオービタの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の後期点検が行われました。
飛行13日目は、飛行制御システム(Flight Control System: FCS)や姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)の点検、船内の片づけ、Kuバンドアンテナの収納などの帰還に向けた準備や、米国広報イベントが予定されています。
ディスカバリー号は、飛行14日目の米国東部夏時間3月28日午後1時39分(日本時間3月29日午前2時39分)にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。
国際宇宙ステーション(ISS)では、米国中部夏時間3月25日午後0時59分(日本時間3月26日午前2時59分)にISSとスペースシャトル「ディスカバリー号」の間のハッチが閉じられ、ディスカバリー号は、同日午後2時53分(同午前4時53分)にISSから分離しました。ISSとディスカバリー号のクルーの共同作業期間は、約8日間となりました。
分離後、ディスカバリー号はISSの周囲を1周するフライアラウンドを行い、最後の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)が設置されたISSの外観の撮影が行われました。
若田宇宙飛行士は、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の水処理装置(Water Processing Assembly :WPA)および水供給装置(Potable Water Distributor: PWD)から、ディスカバリー号で地上に回収する水サンプルの採取を行いました。その他、マイケル・フィンク宇宙飛行士とともに、ISSとディスカバリー号間のハッチを閉める作業や、分離時にISSから、ディスカバリー号のビデオカメラ撮影を行いました。
また、午後7時04分(同午前9時04分)からJAXA広報イベントが実施され、「きぼう」日本実験棟船内実験室と九州大学をつなぎ、若田宇宙飛行士と福岡県知事、九州大学副学長、子供たちとの交信が行われました。交信の中で若田宇宙飛行士は、宇宙での生活や作業についての質問に答えたほか、「日曜日の休暇に地球をみたい。地球を見ながら本を読んでみたい。それを楽しみにしている。」と語りました。
飛行12日目、ディスカバリー号では、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用した熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の検査などが行われます。
また、3月26日午前6時49分(同午後8時49分)には、第19次長期滞在クルーを乗せたソユーズ宇宙船(18S)がカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定です。
国際宇宙ステーション(ISS)では、米国のオバマ大統領との広報イベントや、軌道上共同記者会見が行われました。また飛行11日目に予定されているスペースシャトル「ディスカバリー号」の分離に向け、物資の移送なども行われました。
米国中部夏時間3月24日午前8時49分(日本時間3月24日午後10時49分)から行われた広報イベントでオバマ大統領は、「国際宇宙ステーションにロシア、日本のパートナーが搭乗していることもすばらしいことだ。これは協力の精神の良い例だ。」と語り、若田宇宙飛行士は「ISSは15カ国が参加したすばらしいプロジェクト。私はその一員として参加できて幸せに思う。」と語りました。広報イベントには子供たちも参加し、若田宇宙飛行士らクルーがミッションや宇宙での生活についての質問に答えるなど、地上と宇宙を結んだ約30分の交信が行われました。
その後、軌道上共同記者会見が行われ、クルーらは日本や米国の報道関係者からの質問に答えました。若田宇宙飛行士は日本の記者からの質問には日本語で応対し、ISSでのロボットアームの運用や宇宙日本食などについて報告しました。
若田宇宙飛行士はその他、「宇宙連詩」のDVDの写真撮影や、ISS長期滞在ミッションの業務引継ぎを行いました。
飛行11日目には、ディスカバリー号とISS間のハッチが閉じられ、ディスカバリー号はISSから分離する予定です。分離後、若田宇宙飛行士らが参加するJAXA広報イベントが予定されています。
国際宇宙ステーション(ISS)では、米国中部夏時間3月23日午前10時37分(日本時間3月24日午前0時37分)から6時間27分にわたり、第3回船外活動が実施されました。
第3回船外活動では、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使ったCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートの移動や、SSRMSのエンドエフェクタ(把持手)の潤滑などが行われました。
第2回船外活動で見送られ第3回船外活動に追加された、P3トラス下部の曝露機器結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attach System: UCCAS)関連作業では、ピンの取外しができなかったため、今回もUCCASの展開は中止されました。この中止により、UCCASと同様の展開方法を行う、S3トラス上部のペイロード取付システム(Payload Attach System: PAS)についても展開が見送られました。
若田宇宙飛行士は船内で第3回船外活動の支援や、フランス国立宇宙研究センター(CNES)の実験である"3D Space"を「コロンバス」(欧州実験棟)で行いました。また、週1回錠剤を摂取して、飛行前後の医学データを測定する「骨量減少・尿路結石予防対策実験(ビスフォスフォネート剤を用いた骨量減少・尿路結石予防対策に関する研究)」を開始しました。
その他、継続して行われている尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の作業では、新しい蒸留装置(Distillation Assembly: DA)による処理が正常に行われ、約6.8kgの処理された水のサンプルを採取しました。サンプルは、ディスカバリー号で地上に持ち帰られ、飲料水としての使用に向けて解析が行われる予定です。
飛行10日目には、軌道上共同記者会見、クルーの休息が予定されています。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |