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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A.1(STS-116)

STS-116 NASAステータスレポート#24

最終更新日:2006年12月22日

2006年12月21日(木) 午前11時00分(米国中部標準時間)

2006年12月22日(金) 午前2時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、地上への着陸の準備を行って1日を過ごします。クルーは、ディスカバリー号の飛行制御システム(Flight Control System: FCS)や姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)、その他の再突入や着陸用のシステムを点検し、ディスカバリー号の機内では機器の収納を行います。

ディスカバリー号のクルー(コマンダーのマーク・ポランスキー、パイロットのウィリアム・オーフェリン、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のロバート・カービーム、ニコラス・パトリック、クリスター・フューゲルサング、ジョアン・ヒギンボサム、トーマス・ライター)は、米国中部標準時間12月21日午前6時17分(日本時間12月21日午後9時17分)に、ジョー・サンプルの“The Road Less Traveled”で起床しました。この曲はヒギンボサムのためにかけられました。

クルーは、12月21日午前8時47分(同12月21日午後11時47分)から機器の収納を開始しました。この作業は、7人のクルー全員が順番に交替しながら行うことになっています。

ポランスキー、オーフェリン、そしてフライトエンジニアの役割を担うカービームは、飛行制御用の舵面(翼とボディ・フラップとラダー)の点検を、12月21日午前9時17分(同12月22日午前0時17分)から行いました。12月21日午前10時27分(同12月22日午前1時27分)からは、軌道を離脱して降下する最初の段階で使用されるRCSジェットの噴射試験を開始しました。

また、フューゲルサングとヒギンボサムは、3つの小型衛星の内、最後のひとつをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から本日放出する予定です。最初のふたつの放出は、12月20日に成功しました。最後のANDE(Atmospheric Neutral Density Experiment)衛星は、12月21日午後0時19分(同12月22日午前3時19分)に放出される予定です。このANDE衛星は、低軌道での大気抵抗に関する情報を収集します。

昼食後、7人のクルー全員がCNNとABCの記者や、アラスカ州Kenaiの“Challenger Learning Center of Alaska”の生徒たちと交信する予定です。

12月21日午後2時32分(同12月22日午前5時32分)から、軌道離脱の手順を再確認する予定です。通信手段のひとつである、テレビ画像を地上に送信するために主に使用されるKuバンド・アンテナは、着陸に向けて12月21日午後7時17分(同12月22日午前10時17分)に格納される予定です。クルーは12月21日午後10時17分(同12月22日午後1時17分)に就寝する予定です。

スペースシャトルの着陸地であるフロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地は、すべて12月22日の着陸に利用可能となる予定です。現在の天気予報によれば、着陸時の天候は、KSCでは雨と低い雲が、エドワーズ空軍基地では強い横風が吹くと予想されています。ホワイトサンズ宇宙基地では着陸可能な天候と予想されています。

12月22日に着陸する場合、1回目の着陸機会では、12月22日午後1時49分(同12月23日午前4時49分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後2時56分(同12月23日午前5時56分)にKSCに着陸することになります。次の着陸機会では、12月22日午後3時19分(同12月23日午前6時19分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後4時27分(同12月23日午前7時27分)にエドワーズ空軍基地に着陸することになります。ホワイトサンズ宇宙基地への最初の着陸機会では、軌道離脱噴射を12月22日午後3時20分(同12月23日午前6時20分)に行い、12月22日午後4時23分(同12月23日午前7時23分)に着陸することになります。

また、エドワーズ陸軍基地への次の着陸機会では、12月22日午後4時54分(同12月23日午前7時54分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後6時00分(同12月23日午前9時00分)に着陸することになります。ホワイトサンズ宇宙基地への2回目の着陸機会では、12月22日午後4時57分(同12月23日午前7時57分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後6時02分(同12月23日午前9時02分)に着陸することになります。

12月22日最後の着陸機会では、12月22日午後6時32分(同12月23日午前9時32分)に軌道離脱噴射を行い、12月22日午後7時36分(同12月23日午前10時36分)にエドワーズ空軍基地に着陸することになります。

ディスカバリー号は現在、国際宇宙ステーション(ISS)の約2,200マイル(約3,540km)先を飛行中です。この距離は、地球を1周するごとに約92マイル(約148km)ずつ開いています。

ISSのコマンダーのマイケル・ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのミハイル・チューリンは、6ヶ月間の滞在のほぼ半分を終えました。ディスカバリー号で到着した3人目の第14次長期滞在クルーであるフライトエンジニアのサニータ・ウィリアムズは、6ヶ月のISS滞在を始めたばかりです。ウィリアムズは第14次長期滞在クルーの後半と第15次長期滞在クルーの前半をISSで過ごします。

次回のSTS-116ステータスレポートは12月21日午後(同12月22日昼間)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts116/news/STS-116-24.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。


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