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宇宙環境利用事業促進室 〜きぼう利用相談室〜

第2回宇宙ステーション教育利用ワークショップ
−好奇心を刺激せよ! 国際宇宙ステーション−


会場受付 開会挨拶
会場受付 開会挨拶

国際宇宙ステーション(ISS)や宇宙開発を小中高大学や地域での教育・学習に取り組み、実践している方々の報告を中心とした第2回宇宙ステーション教育利用ワークショップが2004年8月8日(日)に千葉大学西千葉キャンパスで開催されました。
実践報告ではISSについて「学ぶ」、「話す」、「使う」、「見る」、「創る」をテーマに教諭や学生達からの活動報告が行われました。また、展示コーナでは実際に使用した自作の学習教材などが紹介され、関係者達の理科教育・宇宙教育への熱意が感じられる1日でした。

開催案内および開催結果についてのプレスリリースは以下をご覧ください。

ISS模型展示 パンフレット配布 宇宙服展示 微小重力実験解説
展示コーナの様子


基調講演「宇宙が教えてくれること〜最新宇宙研究から新しい教育を考える〜

鈴鹿国際大学短期大学部 学長 佐治晴夫
佐治晴夫氏 佐治晴夫氏
佐治晴夫氏

基調講演では鈴鹿国際大学短期大学部学長である佐治晴夫氏から、地球や人類の根元である宇宙を研究することは人間そのものの研究でもあるという観点で、地球外文明探査の意義やそのコミュニケーション方法などについて話されました。
話題は人類の共存についてまで言及され、平和を維持するためには科学が必須であることを話されました。

JAXAのISS関連教育プログラム

JAXA 宇宙環境利用センター長 吉冨進
吉富宇宙環境利用センター長 吉富宇宙環境利用センター長
吉冨宇宙環境利用センター長

JAXAが旧NASDA時代より行ってきた教育活動実績を紹介し、現在も継続して教育活動を行っていること、そして今後も教育活動や教育教材を提供していくことが報告されました。

実践報告1 ISSを「学ぶ」

高橋 滋教諭 川島裕嗣、荒井未来さん
高橋 滋教諭 川島裕嗣さん、荒井未来さん

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた高崎女子高等学校の高橋滋教諭からは、JAXAとの連携活動報告や生徒達のNASAへの派遣計画など、宇宙をより身近な存在とするための様々なカリキュラムに取り組んでいることが報告されました。

スーパーサイエンスハイスクール研究交流会での取り組みとして、富山県立富山高等学校の川島裕嗣さんと福井県立高志高等学校の荒井未来さんからは、JAXAで行った研修会の報告が行われました。特に実験実施については微小重力実験の原理を学び、実験装置を自ら考案・製作し実験を行い、最終的には自分が先生となって下級生に微小重力について授業を行ったこと、そしてその成果についてビデオ映像で紹介しながら報告されました。

実践報告2 ISSと「話す」

ISSとアマチュア無線で交信するARISSプロジェクトに日本で初めて学校単位で参加した神戸市立平野小学校での企画からプロジェクト実施にいたるまでの様々な困難どのように乗り越えたか、そしてその結果どれだけ大きな成果が得られたかについて、同校の元校長である三木博志氏から報告されました。

南海放送(株)宮本誠司副部長からは、創立50周年記念イベントとして行ったISSとのライブ交信イベント実施と反響の大きさについて報告され、地方にもっと宇宙関連イベントが必要であると話されました。

三木博志 平野小学校元校長 三木博志 平野小学校元校長 宮本誠司 南海放送(株)副部長 宮本誠司 南海放送(株)副部長
三木博志 平野小学校元校長 宮本誠司 南海放送(株)副部長

実践報告3 ISS等を「使う」

関西創価中学校・高等学校の池田勝利教諭からは、ISSに搭載されたデジタルカメラで地球を撮影するEarthKamに対する同校での取り組み方や、単に地球を撮影するだけでなく特定地域を定期的に撮影することで、環境破壊の監視にもなることなどを報告されました。

山口県立厚狭高等学校の児玉伊智郎教諭からは、スペースシャトル・コロンビア号(STS-107)で行われたタンパク質結晶成長実験に参加し、高価な装置や試薬を使わず創意工夫でやり遂げたこと、その結果大きな教育効果が現れたこと、現在も研究を継続していることなどを報告されました。

お茶の水女子大学の佐々木亜紀子さん(当時学生)からは、実験装置を全て自作し航空機による微小重力実験を行った結果、微小重力は科学を越えた広がりがあることを報告されました。

日本宇宙少年団八雲ホシカミ分団の岩田伊知郎、亀山英嗣リーダからは、子ども達の願いから始まった航空機による微小重力体験飛行プロジェクトで得られた成果は費用対効果では図れない程、心に残る大きな感動体験ができるものであったと報告されました。

児玉伊智郎教諭  
池田勝利教諭 児玉伊智郎教諭  
佐々木亜紀子さん
佐々木亜紀子さん 岩田伊知郎さん 亀山英嗣さん

実践報告4 ISSを「見る」

小菅 京教職員 流星の観測法を応用したISS軌道同定
小菅 京教職員 流星の観測法を応用したISS軌道同定
川上紳一教授 背景に工夫したISS写真  
川上紳一教授 背景に工夫したISS写真  

東京工業大学工学部付属高等学校の小菅京先生からは、 流星の観測方法を応用してISSを多地点から観測し、軌道を同定することに取り組むことで、高校生達に宇宙開発を身近に感じてもらうことができたと報告されました。

岐阜大学の川上紳一教授からは、ISSを始め主要な人工衛星を身近な存在として感じ、宇宙科学や宇宙開発に関心を高めることができる教材として開発したソフトウェアの紹介と、そのソフトウェアも利用して撮影したISSの星野(せいや)写真を紹介されました。

実践報告5 ISSを「創る」

坂口寛敏教授
坂口寛敏教授

東京藝術大学の坂口寛敏教授からは、「あすみが丘宇宙ステーション」と称して宅地造成が行われていた公園予定地を宇宙ステーションに見立て、芸術作品の野外展示や宇宙絵画教室など地域の親子と学生達が参加した交流イベントについて報告されました。

報告 「米国のISS教育者会議への参加報告」

古田 豊教諭
古田 豊教諭

立教新座中学校・高等学校の古田豊教諭からは、2004年2月に米国で行われた第10回国際宇宙ステーション教育者会議への参加報告が行われました。
NASAの各施設見学や宇宙飛行士、NASA/JAXA職員との意見交換会などを行った経験を、教員研究や授業、部活動に活かすことができたと報告されました。

プログラム

13:00 開会挨拶 福田義也(JAXA)
13:05 来賓挨拶 井上示恩(文部科学省)
13:10 基調講演「宇宙が教えてくれること〜最新宇宙研究から新しい教育を考える〜」 佐治晴夫(鈴鹿国際大学短期大学部学長)
13:40 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際宇宙ステーション(ISS)関連教育プログラム 吉冨 進(JAXA)
13:55 実践報告1 ISSを「学ぶ」
(1) 「スーパーサイエンスハイスクール高崎女子高等学校におけるJAXAとの連携活動報告」
群馬県立高崎女子高等学校 教諭 高橋滋
(2) 「教室でできる落下無重力実験〜スーパーサイエンスハイスクール研究交流会での取り組み〜」
富山県立富山高等学校2年生 川島裕嗣
福井県立高志高等学校2年生 荒井未来
14:20 実践報告2 ISSと「話す」
(1) アマチュア無線交信プログラムARISSの実践と教育的効果「子どもに夢を『国際宇宙ステーションとの交信』」
神戸市立平野小学校 元校長 三木博志
(2) ISSライブ交信教育イベントの企画と実施「地方の子ども達へも宇宙の夢を」
南海放送株式会社 総合企画部 副部長 宮本誠司
15:05 実践報告3 ISSを「使う」
(1) ISSデジカメ地球撮影プログラムEarthKamの実践と教育的効果「ISS EarthKam 〜私たちを見つめるもうひとつの目〜」
関西創価中学校・高等学校 教諭 池田勝利
(2) スペースシャトル宇宙実験教育プログラムの実践、成果、展開
山口県立厚狭高等学校 教諭 児玉伊智郎
(3) 航空機無重力学生実験の成果とJAXAへの期待「理屈は分かりますが、やはり浮くのです!」
お茶の水女子大学 卒業生 佐々木亜紀子
(4) 日本初の小中学生無重力飛行プロジェクト「航空機による無重力体験教室“さあ行こう君の小宇宙へ”報告」
日本宇宙少年団八雲ホシカミ分団リーダ 岩田伊知郎、亀山英嗣
16:05 実践報告4 ISSを「見る」
(1) ISSの観測による経路同定の取り組み「ISSを『観測』したい 〜夢に近づくために〜」
東京工業大学工学部付属高等学校 教職員 小菅京
(2) 人工衛星観測ナビゲータおよび地球観測ナビゲータの開発と科学教育における活用
岐阜大学教育学部 教授 川上紳一
16:30 実践報告5 ISSを「創る」
(1) 芸術系教育素材として宇宙・ISSを用いた実践「あすみが丘宇宙ステーション」
東京藝術大学美術学部 教授 坂口寛敏
16:45 報告 「米国のISS教育者会議への参加報告」
立教新座中学校・高等学校 教諭 古田豊
17:00 質疑応答・意見交換
17:30 閉会挨拶 JAXA

最終更新日:2004年9月1日

 
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