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コラム ―宇宙開発の現場から―

コラム―宇宙開発の現場から―
【紀さんの宇宙あれこれ】 Vol.1 ご苦労様スペーシャトル
皆様、こんにちは。
今回から、このコラムでお会いすることになりました斎藤紀男と申します。以前NASDA(宇宙開発事業団:JAXAの前身の一つ)でロケット、人工衛星や「きぼう」の開発などをやっておりました。現在は、きぼう利用プロモーションのアドバイザーをしております。どうぞよろしくお願いいたします。

前回までの「まさるくんのロシア出張日記」では、普段はあまり接しない宇宙実験やロシア情報が楽しめたのではないかと思います。
わたしのお話は、きぼう利用そのものより、それに関連したこと、その周囲のこと、幅広くポストスペースシャトルの有人宇宙活動に絡むことなどをトピックスや裏話をいれて、肩の凝らない内容になればと考えております。そういう意味で、まさるくんの続きと文責を踏まえて「紀さんの宇宙あれこれ」とさせていただきました。 

初回から「さようなら」、「ご苦労様」は馴染まないかもしれませんが、皆様、よくご存知のスペースシャトルだと思いますが、あと1フライトで引退するので、簡単に特記的なことの話をしたいと思います。やはりスペースシャトルは「国際宇宙ステーション(ISS)」、もちろん「きぼう」の組み立てには大活躍したのは事実ですから。

1995年アトランティス号が初めてロシア「ミール」宇宙ステーションとドッキングした。1975年のアポロ/ソユーズドッキング以来の米露協力となった。
スペースシャトルのオービター(軌道船)は、宇宙には行けない滑空試験用の「エンタープライズ号」の他、実用機「コロンビア号」、「チャレンジャー号」、「ディスカバリー号」、「アトランティス号」及び「エンデバー号」の5機が製造されました。このメルマガが皆様のところへ届く頃は、最後から2番目のフライトとして5月16日に打上げられた「エンデバー号」が国際宇宙ステーション(ISS)での任務を終え、地球に帰還し2度と飛ぶことのない翼を休め、その生涯を振り返っている頃かもしれません。そしてスペースシャトル計画の最終「さよならフライト」は、ロシアが宇宙ステーション計画に加入し、共同作業として実施されたシャトル/ミールミッションで9回中7回も活躍した「アトランティス号」が、7月8日(予定)に向け有終の美を飾るべく準備中です。

1981年4月12日コロンビア号の初打ち上げ。液体酸素と液体水素のタンクが白く塗装されている。後に塗装は省略された。
1982年シャトル3回目のフライトのコロンビア号が。天候不順でホワイトサンズへ着陸。全フライトの中でこの時の1回だけ。ホワイトサンズミサイル実験場はニューメキシコ州にあるアメリカ陸軍の施設でケネディスペースセンターの約15倍あり全米一広い。
さて、スペースシャトルの全飛行回数は、最終フライトを含め135回になります。1981年4月12日、トータル28回フライトした「コロンビア号」の初飛行から始まりました。

実はこの年は、ロナルド・レーガンが、第40代アメリカ合衆国大統領に就任した年で、彼は、後に日本を含む西側諸国に国際宇宙ステーション計画参加を呼びかけたり、チャレンジャー号事故直後に、アメリカはこれに挫けず有人宇宙開発を続けると表明するなど宇宙開発でリーダーシップを発揮しました。もう一つは宇宙とは直接関係ありませんが、やはりこの年にイギリスのダイアナ妃が、チャールズ皇太子と結婚していて、シャトル引退の今年にその息子のウイリアム王子がケイトさんと結婚したという単なる偶然があります。30年という年月には、スペースシャトルにも人間社会にもいろいろなドラマがありますね。

他のオービターの飛行回数ですが、自身の最終フライト(2011年2月24日打上げ)でNASA初の宇宙飛行士支援ロボット「ロボノート2」を運んだ「ディスカバリ-号」が39回で最多数です。日系宇宙飛行士オニズカさんも搭乗していて、事故にあった「チャレンジャー号」が10回、「チャレンジャー号」の後継機として製作された「エンデバー号」が25回です。この「エンデバー号」は1992年9月12日に打上げられた日本の「ふわっと’92」で毛利衛さんがスペースシャトル初搭乗の日本人宇宙飛行士になりました。しんがり役となる「アトランティス号」がラストフライトを含めて33回になります。
初回にしては少し長くなりましたのでこの辺にして、次回にスペースシャトルのあれこれの続きをもう少しお伝えしたいと思います。
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