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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2012年10月

ふわっと'92から20周年記念シンポジウム

最終更新日:2012年11月16日
写真:JAXA宇宙飛行士が集まっての記念撮影(左から金井、野口、毛利、向井、若田宇宙飛行士)

JAXA宇宙飛行士が集まっての記念撮影(左から金井、野口、毛利、向井、若田宇宙飛行士)(出典:JAXA)

写真:毛利宇宙飛行士の講演の様子

毛利宇宙飛行士の講演の様子(出典:JAXA)

毛利衛宇宙飛行士が、「ふわっと'92」(FMPT/STS-47ミッション)で日本人として初めてスペースシャトルに搭乗し、宇宙を飛行した年から20周年を迎えた今年、これを記念して10月11日と14日の2日間にわたり、JAXAは「ふわっと'92から20周年記念シンポジウム」を開催しました。

10月11日、東京プリンスホテルの鳳凰の間にて、「日本の宇宙飛行士が語る20年の歩みと今後の展望」をテーマに1日目のシンポジウムを行いました。

第1部「これまでの20年」では、日本の有人宇宙活動の歴史を映像で振り返った後、「これまでの20年の歩み、ISSで何をやっているか」と題した講演を、毛利宇宙飛行士自らが行い、自身が搭乗したSTS-47ミッションから20年の活動と、今後20年の目標について語りました。講演の中で、毛利宇宙飛行士は、「日本の有人宇宙活動は、人類の諸問題の解決に貢献する活動であるべき」と、長年の経験を通して自らが考える有人宇宙活動の意義を述べました。

第2部「宇宙飛行士から見た将来の展望」では、「日本の宇宙飛行士から見た20年の歩みと今後への期待」をテーマにパネルディスカッションを行いました。毛利宇宙飛行士の他、パネリストとして、JAXAの向井、若田、野口、金井宇宙飛行士と、日本人として初めて宇宙に行ったジャーナリストの秋山豊寛氏(当時TBS社員)、多摩六都科学館館長の高柳雄一氏、ジャーナリストの立花隆氏が顔を揃え、モデレータにNHK解説委員の室山哲也氏を迎えてパネルディスカッションは進行されました。日本の有人宇宙活動に関して、「巨額なお金をかけただけのリターンがない」、「米国のように人的被害を伴う大事故がが発生しても失敗を受け入れて乗り越えて進む文化的土壌が日本にはない」といった立花氏による問題提起から議論は始まり、「日本は独自の有人宇宙船を作るべきか」などといった議題にまで話題は広がり、パネラーはそれぞれの立場で白熱した議論を行いました。

写真:パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子(出典:JAXA)

写真:パネルディスカッションにおいて意見を述べる毛利宇宙飛行士

パネルディスカッションにおいて意見を述べる毛利宇宙飛行士(出典:JAXA)

10月14日のシンポジウム2日目は、「有人宇宙開発の現場」をテーマに品川インターシティホールで行いました。この日は、第1部「ここでしか聴けない宇宙の話」、第2部「パネルディスカッション」の1日を通して、金井宇宙飛行士が参加しました。

写真:宇宙飛行士選抜試験の実体験を語る金井宇宙飛行士

宇宙飛行士選抜試験の実体験を語る金井宇宙飛行士(出典:JAXA)

第1部において、金井宇宙飛行士は、JAXAの宇宙飛行士選抜試験や、宇宙飛行士の訓練、「きぼう」日本実験棟の利用といった各部門の担当者の講演にコメンテータとして参加し、会場から寄せられた質問に答えながら、金井宇宙飛行士から見た現場の様子などを紹介しました。金井宇宙飛行士は、「きぼう」で行われている実験を紹介する中で、自身が医師として病院で患者と向き合っていた頃を思い返し、「きぼう」での実験を通して「今まで助けられなかった患者さんを助けられるようになる希望がある」と述べ、「今は患者さんを診られる立場ではないが、宇宙での実験を通して、新薬の開発に貢献できることを誇りに思うと同時に、より多くの患者さんを救えると思うと興奮する」と、医師から宇宙飛行士へと立場が変わった今でも、病気の人を救いたいという変わらない信念を語りました。

金井宇宙飛行士は、第2部のパネルディスカッションにおいて、訓練を受ける立場としてNASAを訪れた際に、JAXA、ひいては日本の宇宙開発技術に対する信頼の厚さを実感したエピソードや、訓練の苦労話などを織り交ぜながら、有人宇宙開発の現場を紹介しました。パネルディスカッションの最後に、金井宇宙飛行士は、「宇宙開発を通して科学技術を身につけることは、日本の将来の力になっていく」と、宇宙開発を進める意義を語りました。

 
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