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JAXA宇宙飛行士活動レポート

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2008年11月

最終更新日:2008年12月18日

JAXA宇宙飛行士の2008年11月の活動状況についてご紹介します。

山崎宇宙飛行士、スペースシャトル搭乗決定

11月11日、山崎宇宙飛行士が、2010年2月以降に打ち上げられるスペースシャトル「アトランティス号」(STS-131/19Aミッション)に搭乗することが決定しました。

STS-131ミッションは、補給物資を搭載した多目的補給モジュールを国際宇宙ステーション(ISS)へ輸送します。山崎宇宙飛行士は、JAXA東京事務所で記者会見を行い、「ISSの建設に携わることができるというのは、本望であり、本当にうれしく思う。たくさんの人達と一緒にこのミッションを成功させたい。」と、ミッションに向けた抱負を語りました。

山崎宇宙飛行士、スペースシャトル「アトランティス号」搭乗決定!
SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第38号
記者会見の様子を、映像でご覧いただけます。

「きぼう」ロボットアーム訓練、宇宙ステーション補給機(HTV)訓練リハーサル

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シミュレータ上でロボットアームを操作し、ICS-EFを移設する星出宇宙飛行士(奥)

星出、山崎両宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)にて、「きぼう」日本実験棟のロボットアームの運用に関わる訓練を行いました。


HTVの訓練リハーサルに参加し、シミュレータ上でロボットアームを操作する星出(奥)、山崎(手前)両宇宙飛行士

訓練では、STS-127(2J/A)ミッション「きぼう」船外パレットに搭載して打ち上げる、衛星間通信システムの曝露系サブシステム(Inter-orbit Communication System Exposed Facility subsystem: ICS-EF)を、同じくSTS-127ミッションで打ち上げる「きぼう」船外実験プラットフォームに取り付ける運用などを行いました。

また、星出、山崎両宇宙飛行士は、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の訓練リハーサルに、訓練を受ける宇宙飛行士役として参加しました。リハーサルでは、「きぼう」ロボットアームを操作し、HTVに搭載した曝露パレットをISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS) から受け取って船外実験プラットフォームに取り付ける運用や、曝露パレットに搭載したペイロードを船外実験プラットフォームに取り付ける運用を行いました。今後、この訓練は、各極の宇宙飛行士に対して実施される予定です。

2J/Aミッション

「きぼう」ロボットアームは、既に国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられ、性能確認などが行われており、STS-127(2J/A)及びHTVのミッションで更に大きく活躍することになります。これらのミッションを確実に成功させるため、星出飛行士及びNASAの技術者Tinch氏とともに、訓練リハーサルに参加しました。軌道上で実際に「きぼう」ロボットアームを操作する機会を、とても楽しみにしております。

ESAでのコロンバス訓練

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生物学実験ラックのグローブボックスの操作訓練を行う若田(右)、野口(左)両宇宙飛行士(©DLR)

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FSLの操作について訓練を行う若田(奥)、野口(右)両宇宙飛行士(©DLR)

若田、野口両宇宙飛行士は、ドイツにある欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙飛行士センター(European Astronaut Centre: EAC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)のESAのモジュールである「コロンバス」(欧州実験棟)に関わる訓練を行いました。

この訓練は、ISS長期滞在中にコロンバスで作業を行うにあたり、必要な知識や技術を習得する目的で行われました。

訓練では、コロンバスに搭載されている、生物学実験ラックのグローブボックスの操作や、流体科学実験ラック(Fluid Science Laboratory: FSL)や欧州生理学実験ラック(European Physiology Modules: EPM)での実験、欧州引出しラック(European Drawer Rack: EDR)の宇宙での空間認識の変化を計測する機器や、タンパク質結晶生成の原理を研究する機器の操作について訓練を行いました。また、コロンバスの熱制御システム、通信システム、電力システム、環境制御システムなどについても訓練を行いました。

訓練の最後に、若田、野口両宇宙飛行士は、コロンバスの運用を模擬したシミューション訓練を実施し、コロンバスを運用するにあたり必要な知識・技術を持つ技術者として認定されました。

ISS長期滞在

ロシアでのISS長期滞在訓練

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「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)のシミュレータ内で生命維持システムに関わる訓練を行う若田宇宙飛行士(©JAXA/GCTC)

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ロシアの宇宙食や、ソユーズ宇宙船に搭載されているサバイバルキット、ミール宇宙ステーションなどについて解説を行う野口宇宙飛行士(©JAXA/GCTC)

若田、野口両宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在に向け、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて訓練を行いました。

若田宇宙飛行士は、ISSのロシアモジュールを制御するコンピュータや生命維持システム、ソユーズ宇宙船の姿勢制御システムや生命維持システムについて訓練を行いました。

野口宇宙飛行士は、ISSのロシアモジュールを制御するコンピュータのほか、ソユーズ宇宙船の船内の構造やレイアウトの確認、姿勢制御システム、熱制御システムに関わる訓練や、マニュアル操縦でソユーズ宇宙船をISSへ接近させる訓練を行いました。

また、訓練期間中、報道関係者らに対して訓練を公開し、訓練設備やソユーズ宇宙船、ロシアの宇宙服や宇宙食について紹介しました。記者会見も行われ、若田、野口両宇宙飛行士は、長期滞在に向けた意気込みなどを語りました。

ISS長期滞在

STS-119ミッションのクルー機器インタフェース試験(CEIT)

写真

ディスカバリー号を確認する若田宇宙飛行士(提供:NASA)

STS-119(15A)ミッションに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を開始する若田宇宙飛行士は、STS-119ミッションのクルー機器インタフェース試験(Crew Equipment Interface Test: CEIT)に参加しました。

CEITとは、ミッションに関係する機器の使い勝手などを、軌道上で実際に使用する宇宙飛行士自らが、事前に地上で確認する試験です。

若田宇宙飛行士らSTS-119ミッションクルーは、搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」の確認や、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に搭載する、ISSの構成要素であるS6トラスなどを確認しました。

ISS長期滞在

ISSのロボットアーム、共通結合機構の操作訓練

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シミュレータ上でSSRMSを操作する古川宇宙飛行士

古川宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に向けて、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)や、ISSのモジュールの結合機構のひとつである共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の操作について訓練を行いました。

SSRMSの訓練では、シミュレータ上でSSRMSを操作し、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)などを把持する訓練を行いました。CBMの操作では、システムなどに異常が発生した場合を想定した対応について訓練が行われました。

STS-124ミッションの公式飛行記念品返還

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茗溪学園中学校高等学校の校旗返還の様子(左から柴田淳校長、星出宇宙飛行士)

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ラグビージャージ返還の様子(右から日本ラグビーフットボール協会の森喜朗会長、星出宇宙飛行士、ラグビー日本代表の太田治ゼネラルマネージャー)(©2008,JRFU)

星出宇宙飛行士は、母校の茗溪学園中学校高等学校(茨城県)を訪れ、STS-124(1J)ミッションの公式飛行記念品を返還しました。

公式飛行記念品は、宇宙飛行士に関係する機関からの記念品で、スペースシャトルに持ち込まれて宇宙を飛行した後、各機関に返還されます。茗溪学園中学校高等学校からの公式飛行記念品として、同校の校旗がスペースシャトルに持ち込まれていました。

公式飛行記念品の返還とともに講演も行い、STS-124ミッションの映像を交えながら、ミッションの解説や宇宙での体験談を紹介しました。会場から質問も寄せられ、「夢をかなえるまでに壁にあたったときはどうすればいいですか。」という質問に対し、「宇宙飛行士の試験に2回落ちて落ち込んだが、またチャンスがあると思って頑張りました。気持ちをきりかえることが大切だと思います。」と、エールを送りました。

また、東京・秩父宮ラグビー場を訪れ、日本ラグビーフットボール協会からの公式飛行記念品としてスペースシャトルに搭載されていた日本代表のラグビージャージを返還しました。

1Jミッション

「第34回JAXAタウンミーティング」in 松山

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タウンミーティングの様子

土井宇宙飛行士は、愛媛県の松山市総合コミュニティセンターで開催された「第34回JAXAタウンミーティング」in 松山にJAXAの立川理事長とともに参加し、日本の宇宙開発や有人宇宙活動などの話題について、会場に集まった方々と活発な意見交換を行いました。

意見交換の中で、各国の有人宇宙開発や協力関係についての議論が行われたほか、宇宙飛行士や宇宙での生活などについて質問が寄せられました。土井宇宙飛行士は、日本も独自の有人宇宙機を持つべきと、今後の日本の有人宇宙開発への思いを語りました。

第34回JAXAタウンミーティング開催報告

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