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JAXA宇宙飛行士活動レポート

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2008年8月

最終更新日:2008年9月16日

JAXA宇宙飛行士の2008年8月の活動状況についてご紹介します。

ロシアでのISS長期滞在訓練

第20次長期滞在クルーのバックアップクルーである古川宇宙飛行士は、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)のロシアモジュールやソユーズ宇宙船に関わる訓練を行いました。

講義やシミュレータを使用した訓練を通して、古川宇宙飛行士は、ソユーズ宇宙船の姿勢制御システム、Kurs自動ドッキングシステム、緊急帰還システム、帰還時に使用するパラシュートや軟着陸エンジンなどについて知識を深めました。また、ロシアモジュールである「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)、「ザーリャ」(基本機能モジュール)、「ピアース」(ロシアのドッキング室)の構造や船内のレイアウトについても訓練を行いました。

ISS長期滞在

5年ぶりにロシアで過ごす夏でした。8月上旬なのに、ストーブが欲しくなる程寒い1週間があったりし、短い夏を思い切り楽しむロシア人の気持ちがわかるような気がしました。ソユーズ宇宙船に加え、ISSのロシアモジュールの訓練も始まり、充実した日々が続いています。

ISSの第18次長期滞在に向けた訓練

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RSCエネルギア社にて訓練を行う若田(右)、ストット(左)両宇宙飛行士(クA輦.P.Korolev RSC Energia)

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RSCエネルギア社にて訓練を行う若田(中央奥)、野口(中央)、バレット(左)宇宙飛行士(クA輦.P.Korolev RSC Energia)

若田、野口両宇宙飛行士は、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)の第18次長期滞在に向けた訓練を行いました。

若田、野口両宇宙飛行士は、ソユーズ宇宙船やISSのロシアモジュールのモックアップ(実物大模型)を使用したシミュレーション訓練に加え、ソユーズ宇宙船やロシアモジュールの生命維持システム、ソユーズ宇宙船の専用シートに関わる訓練などを行いました。また、ソユーズ宇宙船に搭乗する際に着る自身専用のSokol宇宙服を着用し、低圧チャンバー内のソユーズ宇宙船のシートに座った状態で、宇宙服の気密点検が行われました。

そのほか、若田宇宙飛行士は、ブラスレットと呼ばれる足の付け根に取り付けるベルト状の器具が、体に合うか確認しました。ブラスレットは、微小重力環境で起こる頭部への血流量増大を抑制するために使用されます。野口宇宙飛行士は、ソユーズ宇宙船のKurs自動ドッキングシステムや姿勢制御システムについて訓練を行いました。

また、若田、野口両宇宙飛行士は、第18次長期滞在クルーのサンドラ・マグナス宇宙飛行士とそのバックアップクルーのニコール・ストット宇宙飛行士、第18次長期滞在クルーのマイケル・フィンク宇宙飛行士のバックアップクルーであるマイケル・バレット宇宙飛行士とともに、ソユーズ宇宙船やプログレス補給船を開発するRSCエネルギア社を訪れ、ISSのロシアセグメントで利用できるビデオカメラやスチルカメラの使い方について訓練を行いました。

ISS長期滞在

1J/Aミッションの公式飛行記念品返還

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大樹高校の学校旗を返還する土井宇宙飛行士(左)と大樹高校生徒会長の堤綾香さん(右)

日本に一時帰国した土井宇宙飛行士は、JAXA東京事務所(東京都千代田区丸の内)にて、1J/A(STS-123)ミッション時にスペースシャトル「エンデバー号」に搭載した公式飛行記念品の返還を行いました。

公式飛行記念品は、宇宙飛行士に関係する機関の記念品で、スペースシャトルに持ち込まれて宇宙を飛行した後、各機関に返還されます。

土井宇宙飛行士は、母校の大阪府立三国丘高校がある大阪府堺市の子供たちの署名を添えた応援幕、土井宇宙飛行士が小学校1年生のときに通った福島県福島市にある福島第四小学校の全校生徒の写真をプリントした体操着、そして、北海道広尾郡大樹町の大樹高校の全校生徒の名前が掲載された学校旗を、それぞれ市の実行委員会や学校に返還しました。土井宇宙飛行士は、公式飛行記念品を返還する際、「将来的には多くの人が自由に宇宙へ行って活躍できるようになる。若い人にも頑張ってほしい。」とメッセージを送りました。

1J/Aミッション

種子島スペースキャンプ2008

会場の様子

会場の様子

日本宇宙少年団鹿児島地方本部の主催のもと、「種子島スペースキャンプ2008」が開催され、その中で行われた「テレビ会議による宇宙飛行士との交流」に山崎宇宙飛行士が参加しました。

山崎宇宙飛行士は、米国ヒューストンからテレビ会議に参加し、種子島宇宙センターに集まった子供たちに近況を語るほか、参加した子供たちからの質問に答えました。会場からは、訓練や宇宙食についてなど、さまざまな質問が寄せられました。宇宙飛行士になろうと思ったきっかけを聞かれた山崎宇宙飛行士は、子供の頃に望遠鏡で月のクレーターや土星の輪を見たことが、宇宙飛行士を目指す最初のきっかけだったことを語りました。最後に山崎宇宙飛行士は、会場に集まった子供達にエールを送りました。

「第28回JAXAタウンミーティング」in 稲沢

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タウンミーティングの様子

土井宇宙飛行士は、愛知県稲沢市の稲沢市民会館で開催された「第28回JAXAタウンミーティング」in 稲沢に参加し、1J/A(STS-123)ミッションの解説を行いました。また、会場に集まった方々と、国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟の利用、日本独自の有人宇宙機開発などの話題について、活発な意見交換を行いました。

意見交換の中で土井宇宙飛行士は、「きぼう」が活用されること、そして、ISSの運用を通して人間が宇宙で生活するためのノウハウを学んでいくことにより、日本の宇宙開発は次の段階に進むと考えていることを話し、ISS計画の重要性を伝えました。

第28回JAXAタウンミーティング開催報告
1J/Aミッション

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