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2008年5月 アーカイブ

TCDT終了。

ターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(Terminal Countdown Demonstration Test:TCDT)が先週ケネディー宇宙センターで行われました。簡単に言えば、打上までの流れのリハーサル、ですね。打上当日、朝ごはんを食べてから打上の時に着る与圧服に着がえて、スペースシャトルまで移動して、順番に乗り込んで、打上まで、の流れを練習する、という感じでした。ほかに緊急脱出の訓練も行いました。




ディスカバリー号に搭乗。

ケネディー宇宙センター滞在中には、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)の中に入っている「きぼう」船内実験室も確認しました。船内実験室は、横になっていたところしか見たことなかったので、立ったシャトルの中で縦になっているのを見るのはちょっと不思議な感じでした。いよいよだなぁという感じで、感無量。(でも、まだ実感沸いてません(笑))

次にケネディー宇宙センターを訪れるのは本番前。残る訓練はあとわずか。




ペイロードベイ(貨物室)の中の船内実験室とロボットアーム。




船内実験室と一緒に。




ロボットアームを確認。

☆さて前回のクイズですが、答えは「ISSの訓練設備内から交信のみを模擬する」でした。実際に船外活動を模擬はしないんですねー。船外活動自体の訓練はNBL(水中訓練設備)やバーチャルリアリティーの設備でやりますが、統合シミュレーション訓練時はどちらかというと地上との連携の訓練なので、文字通り座って船外活動の手順書などを見ながら交信だけするんですね。何かトラぶった時や苦労している時など、特にマイク(Mike Fossum)の演技はまさにアカデミー賞もの!!

☆いくつかいただいたご質問に回答しますね。
「四角いミッションパッチは初めてではないのですか?」(Amy's Momさん):初かは確認してませんが、パッチをデザインする際に、マーク(コマンダーのMark Kelly)から「遠くから見ても自分たちのミッションのパッチだと分かる形にしよう」との提案がありました。この形は珍しいですね。

「宇宙飛行士になるにはどの分野の学科に行ったらいいのでしょうか?」(白いカラスさん):将来的にはどんな分野のバックグランドを持っていても宇宙で活躍する時代が来ると思いますが、今は業務内容が実験等主体となっているため、自然科学系の学位を持っていることが条件となっています(詳しくは宇宙飛行士募集のホームページをご覧ください)。工学でも、科学でも、医学でも、農学でもいいと思いますが、自分が好きな分野を選ぶことが一番大事なのではないでしょうか。

L-10日。

打ち上げが近づいてきました。ジョンソン宇宙センター内も、ミッションに向けて模様替え。

NASAジョンソン宇宙センター看板 NASAジョンソン宇宙センター看板
NASAジョンソン宇宙センターの入り口にある看板。打ち上げが近づいてきた、って感じですね。

NASAジョンソン宇宙センター

NASAジョンソン宇宙センター NASAジョンソン宇宙センター
モックアップのある設備にも、次のフライトのクルーの写真などを飾ってくれています。

☆担当する任務以外に、宇宙で何ができるかなぁと考えるのは楽しいですね。
スペースシャトルで持って行ける物は限られているので、仕事で使う工具とかを使って、工夫して何かできないかなぁと考えています。
そんなことするだけ自由な時間があるか、分かりませんけどね(笑)。
みなさんだったら、どんなことをしてみたいですか?

☆ふじもとさん:パッチに関する補足、ありがとうございました!

隔離。

いよいよ打ち上げ前の隔離に入ります。これは、不特定多数の方との接触を絶つことで、ミッション中に病気になることを予防するためです。

さて、ここまで多くの方々のお世話になってきました。運用管制チーム、インストラクター、ハードウェア現場の方々・・・あまりよく知られていませんが、ほかにもいろいろな役割の方がいます。一部ご紹介しましょう;

○クルーサポート:藤田さん。
ヒューストンから、STS-124/1Jミッションに関し、主にJAXA飛行士にかかわる技術的なことを日本側に連絡したり、調整したり。ちなみに僕も宇宙飛行士になる前にSTS-72ミッションの際、若田飛行士のクルーサポートを務めたんですよ!



○フライトサージャン:嶋田さん。
JAXA飛行士の健康管理を担当。特に今回のSTS-124では僕がCrew Medical Officer(簡単に言えば、保健係?)の一人なので、その訓練にも立ち会ってくれてサポートしてくれました。



○広報担当:田辺さん。
ミッションになると、各メディアも取材のためにジョンソン宇宙センターを訪れます。これまでも、そしてミッション中も、メディアとJAXA/NASAとの調整をしてくれます。



ほかにも数え切れないくらいの人たちがこのミッションを支えてくれています。引き続き、応援をよろしくお願いします!

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