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2008年4月 アーカイブ

いろいろ

STS-123の帰還からしばらく経ちました。クルーも地上の重力に体が慣れた頃でしょうか。
筑波の管制センターを初め、関係者の方々もご苦労様でした・・・と言っても、今この瞬間にも彼らは軌道上にある「きぼう」船内保管室の状況をじっと見守っています。
本当にご苦労様ですm(_ _)m

今後ISS計画が続く間ずーっとこうなるわけですが、計画には宇宙飛行士の参加が必要になります。
報道でご存知の通り、10年ぶり(!)となる宇宙飛行士候補者の募集が始まりました。
思い起こせば、前回の選抜時に私にとっては3回目(2.5回目?)の挑戦で宇宙飛行士候補者に選ばれ、その後の訓練を経てここまできました。
まだ夢は実現していませんが、これまでの期間だけをとっても、訓練や世界各国の仲間との出会いなど、飛行士になってよかったと思ってます。
もちろん本番はこれからですが、一緒に宇宙を舞台に活躍したいという方々、お待ちしています!
(ちなみに給料は・・・ま、あんまり期待しないでくださいっっ)

さて、STS-123が帰還し、本当に我々STS-124クルーがPrime Crewになりました。
プライムになると何が変わるか?その昔はT38に乗り込む際にパラシュートを運んでくれた・・・な~んて話も聞きますが、今は特にないですかねぇ。
2004年NASA宇宙飛行士候補者クラス(通称「ピーコックス(孔雀)」では、同期クラスで次に飛行する飛行士がピーコックのぬいぐるみを引き継ぐことにしました。このぬいぐるみ、先輩飛行士であるScott Parazynski(若田さんと同じ1992年クラス)が手配して、関係者が作ってくれました。1992年クラス(通称「ホッグズ(豚)」)も豚のぬいぐるみを回しているそうです。なかなかよくできているでしょ!

そのSTS-124ですが、打上が5月31日に若干延期になりました。
ちなみにSTS-124のミッションパッチがこれです。

STS-124のミッションパッチ

Ron(ロン・ギャラン飛行士)が中心となって、みんなの意見を取り入れながら作りました。
下に「きぼう」と日本語で入ってますが、これは他のみんなのアイディア。日本語が入ったミッションパッチは初ではないでしょうか。
結構気に入ってます(^^)

初!ではない。

さて、前回のジャーナル
>日本語が入ったミッションパッチは初ではないでしょうか。
と書きましたが、「初ではない」とのご指摘がありました。
では初はというと・・・

そうです、毛利飛行士の搭乗した、STS-47でした。
右側に「ふわっと」の文字がしっかりとありますね。

JMST終了。

いよいよ打上げが一ヶ月後に迫ってきましたが、いつものように訓練を続けています。

さて、クルーのいるスペースシャトル/ISSと、地上の管制センターをつないだ統合シミュレーション訓練(Joint Multi-Segment Training)も、我々が参加する全10回が終了しました。


最後の2回は、飛行4日目と5日目を連続して行う、通称「Long Sim」と、シャトルとISSのランデブー・ドッキングのシミュレーションでした。
ともに地上との連携、軌道上のクルーの連携とも問題なく、機器の故障等の対応もこなれてきたと感じました。


STS-124(1J)ミッション NASA/JAXA合同シミュレーションの様子

次につくばの管制官と交信するのは軌道上から。

さてここで問題です。


今回のミッションでは3回の船外活動が予定されていますが、統合シミュレーション訓練ではどのように船外活動を模擬するのでしょうか?
水中設備を使って行う?バーチャルリアリティー設備を使う?

答えは次回。

☆以前、STS-123(1J/A)がシャトル史上最長のミッションになったと記述しましたが、STS-123は「ISS計画史上最長のシャトルミッション」であって「シャトル史上最長」ではなかったとのご指摘がありました。

シャトル史上最長のミッションはSTS-80(17日15時間53分; 1996年)でした。大変失礼しました&ご指摘、ありがとうございました。

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