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古川 聡

有人宇宙技術部門 宇宙飛行士運用技術ユニット
宇宙飛行士グループ 宇宙飛行士

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プロフィール

現在の古川宇宙飛行士

ISS第69/70次長期滞在ミッションを完了

公式SNS

JAXAデジタルアーカイブス

経歴

1964年神奈川県生まれ。2011年に、第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に165日間滞在。滞在中は、「きぼう」での実験やISSの維持管理を行ったほか、最後のスペースシャトルミッションとなったSTS-135ミッションの支援などを実施した。2023年8月、クルードラゴン宇宙船運用7号機(Crew-7)Endurance号に搭乗し、第69次/第70次長期滞在クルーとしてISSに約6ヶ月半滞在。「きぼう」日本実験棟を含むISSにおいて、地上では得られない宇宙での微小重力環境を使い地上の生活を良くする様々な実験や、有人月探査やその先に向けた技術実証等を行った。

古川宇宙飛行士
FURUKAWA
Satoshi
1964

神奈川県横浜市に生まれる。

1989

東京大学医学部医学科卒業。2000年同大学博士(医学)取得。

1989〜1999

東京大学医学部附属病院第1外科学教室勤務。病院の麻酔科、外科に勤務し、消化器外科の臨床及び研究に従事。

1999.2

NASDA(現JAXA)よりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、星出彰彦、角野直子とともに選定される。

1999.4〜

NASDA(現JAXA)が実施する日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加。

2001.1

宇宙飛行士として認定される。

2001.4〜

ISS参加機関の国際協力のもとに実施されるISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。
併せて、ISSに取り付けられる「きぼう」日本実験棟の開発・運用に関わる技術支援業務などを実施。

2004.5

ソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。同年6月よりNASAスペースシャトルミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)候補者訓練に参加。

2006.2

NASAよりMSとして認定される(MS認定のコメント)。

2007.8

米国フロリダ州沖にある米国海洋大気圏局(NOAA)の海底研究施設「アクエリアス」における10日間に渡る第13回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO)に参加。

2008.5

ISS第22次/第23次長期滞在クルー(当時は、ISS第20次長滞在クルー)のバックアップクルーに任命される。

2008.12

ISS第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命される。

2011.6~11

第28次/第29次長期滞在クルーとしてISSに約5ヶ月半滞在。「きぼう」日本実験棟での実験やISS維持管理に加え、最後のスペースシャトルミッションとなったSTS-135ミッションの支援などを実施した。

ハーモニーでポーズをとる古川宇宙飛行士らISS第28次長期滞在クルー
©JAXA/NASA
2014.4〜2021.3

JAXA宇宙医学生物学研究グループ長。宇宙医学研究を推進。

2020.11

2023年ごろのISS長期滞在搭乗員にアサインされる。

2023.5

ISS長期滞在搭乗機(Crew-7)決定。

2023.8〜2024.3

クルードラゴン宇宙船運用7号機(Crew-7)Endurance号に搭乗し、第69次/第70次長期滞在クルーとしてISSに約6ヶ月半滞在。「きぼう」日本実験棟を含むISSにおいて、地上では得られない宇宙での微小重力環境を使い地上の生活を良くする様々な実験や、有人月探査やその先に向けた技術実証等を行った。2回の飛行における総宇宙滞在時間は366日8時間34分。

宇宙飛行士になるまで

あこがれはウルトラセブン

古川宇宙飛行士は、1964年、神奈川県横浜市で生まれました。小さいころは「ウルトラセブン」になりたいと本気で思っていました。これが宇宙への憧れとなって、心の奥にしまわれることになります。高校生になると、医者である叔父さんの影響を受け、人の命を助ける医者を目指すようになります。

医師としての経験を活かして

大学の医学部を卒業した古川宇宙飛行士は、医学の臨床・研究に取り組むようになりました。しかし、宇宙飛行士募集の案内をテレビで見たとき、「これこそ自分が本当にやりたかったことだ」と直感。医師としての経験を十分に活かして宇宙飛行士として活動してみたいと思うようになり、挑戦することを決心したのです。

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA