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基礎訓練レポート 1999年 4月


1999年4月からスタート!日本での本格的な訓練開始

 1999年4月1日、古川、星出、角野国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の基礎訓練がいよいよスタートしました。この基礎訓練は筑波宇宙センターを中心に行われ、日本での本格的な宇宙飛行士候補者に対する養成訓練となります。
右から古川、星出、角野宇宙飛行士候補者4月1日の入社式、右が内田理事長、左が古川宇宙飛行士候補者

基礎訓練開講式

  1999年4月14日、国際宇宙ステーション計画に参加している国際パートナーの訓練関係者が集まる会議の場で、基礎訓練開講式が行われました。NASDA(現JAXA)の三浦理事、NASAのF.ヒューズ国際訓練管理会議議長の挨拶の後、毛利、若田、野口宇宙飛行士から3人へ向けてメッセージが送られました。
開講式に集まった方々NASAのF.ヒューズ国際訓練管理会議議長
ビデオレターにて、3人を激励する毛利宇宙飛行士ヒューストンから3人にエールを送る若田、野口両宇宙飛行士
この開講式で、3人の宇宙飛行士候補者は訓練に向けてのそれぞれの抱負を語り決意をあらたにしました。
古川宇宙飛行士候補者の抱負は「ISSやJEMに貢献していけるよう全力をつくしたい。」星出宇宙飛行士候補者の抱負は「ISS計画、ひいては人類の活動領域拡大に貢献できるよう努力したい。」
角野宇宙飛行士候補者の抱負は「ISSの、小さな部品だが大きな志をもった部品になりたい。体力、知識、内面的な面においても精一杯努力していきたい。」

訓練近況報告

  今回は1999年4月14日の訓練の様子を紹介します。上記の基礎訓練開講式が終了後、3人は、NASDA(現JAXA)が行っている技術研究の業務について、1時間30分にわたる講義を受けました。なお、4月は、基礎訓練の導入部として、日本を始めとする各国の宇宙開発の歴史や現状、宇宙飛行士として大切な健康管理等について講義が行われました。これらの講師はNASDA(現JAXA)の各部署の職員が担当しました。


技術研究の講義をうける3人

 午後は、筑波宇宙センターの施設見学を行いました。訓練の拠点となる宇宙飛行士養成棟の各施設、無重量環境を模擬することができる無重量環境試験棟、日本の宇宙実験棟「きぼう」の各部の様々な試験を行う試験棟や、運用管制を行う運用管制室を見学しました。
 3人はこれらの設備の担当者からの説明に熱心に耳を傾け、時には担当者と技術的な質疑応答が交わされました。

施設見学を行う3人
低圧環境適応訓練設備 宇宙飛行士養成棟の
生理検査室
無重量環境試験設備「きぼう」の
エンジニアリングモデル
運用管制室


月刊基礎訓練レポート5月分は6月初旬に掲載予定です。お楽しみに!

最終更新日:1999年 5月 7日


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